南蔵院
江戸情緒にひたる大晦日
東京・葛飾 しばられ地蔵尊の達磨市
 大晦日と元旦の二日間にわたって、東京・葛飾の東水元にある南蔵院では、江戸情緒あふれる「しばられ地蔵」の達磨(だるま)市が開かれます。
 厄除けから縁結びまで、あらゆる願いごとを“結ぶ”開運の縁起ものとして、体にしっかりと縄が結ばれた「結び達磨」が今年も境内に並びます。

 12月31日午後11時からは南蔵院住職による「願かけ しばられ地蔵尊」の縄解き供養が行われます。解かれた一年分の縄と、一年間の大役を果たし奉納された結び達磨はお焚き上げの火の中へ。
 もうじき年も明けようという頃、住職が除夜の一番鐘を撞き、年改まって地蔵尊に新年の一番縄が結ばれます。

 一年に一度、縄を解かれた地蔵尊のお姿を見ようと集まる参詣の人々もまた、除夜の鐘を撞き、新たに地蔵尊に願かけの縄を結び新年の願いを託すのです

 ご供養の間「伶楽舎」による雅楽の演奏も行われ、荘厳な音の世界に浸りながら新年を迎える儀式が運ばれます。

 達磨市に並ぶ「結び達磨」は南蔵院に安置されている「しばられ地蔵尊」に由来するものです。
 (「しばられ地蔵」についてはこちら
 「しばられ地蔵」の由来となった事件は、「大岡政談」や「江戸名所図絵」にも登場する有名な実話です。

 しばられたお地蔵様が犯人逮捕に一役かったことから、以来、祈願するときはお地蔵様の体を縄で結び、成就したときに縄を解く習わしが生まれたのです。

 達磨市の開かれる2日間は、南蔵院本堂で開眼供養の法要が行われ、達磨の片方の目に地蔵梵字を書き入れてくれます。
 持ち帰った達磨は梵字の上から墨で丸く目を描き、大願成就をお祈りします。

 12月20日までに、電話で申し込みをされますと、開眼供養をした達磨が郵送で届きます。また、達磨に家名、屋号などを書き込むことも出来ます。

 参詣の方は納経所横のお休み処で、甘酒やお抹茶などを召し上がれます。

 南蔵院はJR常磐線、地下鉄千代田線、京成の金町駅下車。金町駅より戸ケ崎操車場行きのバスで「しばられ地蔵」下車。花菖蒲で有名な水元公園の隣です。

お問い合わせ先
 TEL:03-3607-1758
南蔵院:東京都葛飾区東水元2-28-25
  
(※記事協力:味覚春秋
結び達磨
願かけ縄
(一本100円)
お休み処
ご利用について